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【国際】G7サミット、「世界インフラ投資パートナーシップ(PGII)」発足表明。気候変動やジェンダー平等

 G7首脳は6月26日、ドイツ・エルマウでG7サミット2022を開始。初日の会合で、発展途上国の膨大なインフラ需要を満たし、米国とその同盟国の経済および国家安全保障上の利益を支援するため、価値主導で影響力が大きく、透明性の高いインフラ・パートナーシップ「世界インフラ投資パートナーシップ(PGII)」を発足する意向を表明した。

 同パートナーシップに対し、米国政府からは、助成金、政府系ファイナンス、民間投資の活用を通じ、今後5年間でPGIIに2,000億米ドル(23兆円)を動員する目標を発表。さらに国際開発金融機関、G7及び非G7の政府系ファンドからも資金を動員する。

 注力分野は、資源採掘、デジタル化、ジェンダー平等、医療の4つ。まず、資源採掘では、クリーンエネルギー、インフラの気候変動レジリエンスを重視し、世界的なエネルギー安全保障を強化する。具体的には、金属や重要鉱物の責任ある採掘、低排出ガス輸送、ハードインフラ、新たな世界規模の資源精製・加工・電池製造拠点への投資、クリーンエネルギーへの非アクセス地域における実証済で、イノべーティブかつ拡張可能な技術の展開等。

 デジタル化では、安全な情報通信技術(ICT)ネットワークとインフラの開発、拡大、展開。具体的には、信頼できるベンダーと協力し、5Gおよび6Gデジタル接続の提供、オープンかつ相互運用可能で安全、信頼できるインターネットとモバイルネットワークに依存するプラットフォームとサービスへのアクセス、同時に健全なサイバーセキュリティを強化する。

 ジェンダー平等では、女性の経済参加の機会を増やす介護インフラ、無償労働や労働時間慣行におけるジェンダー格差に対処する水・衛生インフラの改善等を例示した。

 患者中心の医療サービスと医療従事者への支援では、ワクチン等の重要医薬品の製造、安全で確実な検査センターを含む疾病監視と早期警報システムの導入。現在の新型コロナウイルス・パンデミックだけでなく、未来のパンデミックも含めた予防・準備を行う世界的な健康安全保障を掲げた。
 
【参照ページ】FACT SHEET: President Biden and G7 Leaders Formally Launch the Partnership for Global Infrastructure and Investment
【参照ページ】Memorandum on the Partnership for Global Infrastructure and Investment

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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