ローソンは11月21日、聴覚障害者の買物をサポートする「耳マーク」を表示した指差しシートのデータを一般公開した。優れたアクションとして、他の企業や地方自治体から共有の要望を多数受けていた。
耳マークとは、一般社団法人全日本難聴者・中途失聴者団体連合会が保有するマークで、聴覚が不自由な人が、相手に指差しで聴覚が不自由なことを伝えることができる。これにより、店員や職員等の対応者は、相手の状況を理解することができるようになる。
同社は、2022年8月から全国のローソン店舗で、耳マークとともに、レジ袋やカトラリー、レンジでの温めの有無を指差しで確認できるシートをレジカウンターに貼付。店頭では、コロナ禍でマスクの着用が日常的になったことで、聴覚障害者にとって相手の口元が見られなくなり、コミュニケーションの難易度が一段と上がった。また、レジ袋の必要の有無を伝えるフローが加わったことで、店頭でのコミュニケーションをさらに円滑にする必要も出ていた。
今回のアクションは、優れた顧客インクルージョン施策といえる。
【参照ページ】11月21日(月)からローソン公式HPにて「耳マーク」を表示した指差しシートのデータを公開
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