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【国際】イベルドローラとIFC、新興国での再エネ移行で協働。グリーン&リンクローン実行

 スペイン電力大手イベルドローラと世界銀行グループの国際金融公社(IFC)は5月23日、新興国での再生可能エネルギー移行促進に向け協働すると発表した。IFCからイベルドローラへのグリーンファイナンスを通じ、ブラジル、ポーランド、モロッコ、ベトナム等での省エネ化、再生可能エネルギー開発プロジェクト等を支援する。

 IFCはまず、イベルドローラのブラジル子会社Neoenergia Elektroに対し、1.5億米ドル(約210億円)のサステナビリティ・リンクローン型のグリーンローンを実行。同社が新興国で行う送配電網のデジタル化と省エネ化を主要な資金使途とする。SPTは2つ。まず、2026年に発電量当たり二酸化炭素排出量を50g以下にすること。もう一つは、Neoenergia Elektroの「電気技師のための学校」プログラムを活用し、2026年に女性電気工事士比率を10.7%に引き上げること。

 IFCは、イベルドローラのブラジル子会社Neoenergia Coelbaに対し、2022年に1億1500万米ドル(約160億円)のサステナビリティ・リンクローン型のグリーンローンを実行しており、同社グループへの同様のローンとして今回が2件目となる。その際も同様のSPTが設定されていた。

 また両社は今回、ポーランド、モロッコ、ベトナム等の新興国での再生可能エネルギー開発プロジェクトに対し、サステナビリティ・リンクローン型のグリーンローンの活用も別途検討。さらに、新興国での洋上風力発電やグリーン水素等のプロジェクト開発に向け、協働の方法を模索している。

 イベルドローラはすでに、新興国での再生可能エネルギープロジェクトを複数進行。ポーランドでは、リヒテンシュタイン投資会社Sea Wind Holding傘下の再生エネルギー開発SeaWindとともに、設備容量7,300MWの洋上風力発電所の建設を進めている。ベトナムでは、再生可能エネルギー開発Sowitec Vietnamを買収し、風力発電及び浮体式太陽光発電プロジェクト6つで、設備容量合計550MWの再生可能エネルギー開発を行っている。

【参照ページ】We join forces with the World Bank Group to promote energy transition in emerging countries
【画像】Iberdrola

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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