
伊藤忠商事は5月25日、国内初の血液製剤ドローン輸送の実証プロジェクトを実施したと発表した。ドローンは、独Wingcopter製のeVTOL型ドローン「W198」を採用。墨東病院が共同研究、ANAホールディングスが共同運航を担った。
Wingcopterは、2017年設立のスタートアップ企業。アフリカでの医療品配送ネットワークの構築や、世界中での実証実験を通じ、ドローン物流の事業化を進めている。同社のドローンは、安定した高速・長距離飛行が可能で、医療品・医療資機材だけでなく、食料品や日用品等も配送でき、自然災害が多い日本での離島や山間部、被災地でのBCP対応への活用が期待されている。
一般的なマルチコプター型のドローンでの血液製剤輸送は、これまで温度管理の必要性や、全自動での高速長距離安定移動等の観点から、難しいとされてきた。また日本では2022年12月、改正航空法により自動運転レベル4(高度自動運転)が解禁。ドローンの活用領域が大きく拡大したことで、今回の実証につながった。
伊藤忠商事は今回、厳密な温度管理が求められる血液製剤の保冷容器として、医療向け定温輸送容器製造スギヤマゲンの容器を採用。墨東病院から茨城県稲敷郡のドローンフィールドKAWACHIまでの片道約75kmを、東邦ホールディングス、セルートとの協働で輸送した。
【参照ページ】独最新eVTOLドローンを用いた血液製剤の輸送に関する実証実験の実施
【画像】伊藤忠商事
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