パナソニック、パナソニック プロダクションエンジニアリング(PPE)、平林金属の3社は11月16日、廃家電自動解体システムを開発したと発表した。同システムでは業界初。使用済み家電製品を、投入から部品毎の解体まで一貫処理が可能。労働人口減少の加速に備え、手作業が多い解体作業の機械化を進める。
今回のシステムでは、回収量の増加が見込まれるエアコン室外機に対象に設定。部品毎に解体品位を維持したまま、解体工程で最も時間を要する室外機カバーからコンプレッサー外しまでの工程を自動化することで、安定的・継続的な家電リサイクルを実現する。
さらにパナソニックは11月14日、同社の電子レンジ製品等の製造・販売を行うパナソニック マニュファクチャリングイギリス(PMUK)で、純水素型燃料電池と太陽電池による100%再生可能エネルギー電力活用ソリューション「RE100ソリューション」の実証を2024年に開始するとも発表した。
RE100ソリューションでは、最大250台まで連結可能な5kWタイプの純水素型燃料電池、太陽電池、バッテリーの3電池を連携制御することで、電力需要変化や天候による再生可能エネルギーの出力変化に伴う電力需給調整を実施。地産地消の分散型エネルギーパッケージで災害レジリエンスを高めるとともに、純水素型燃料電池の最適運転制御により、設備の長寿命化や無停電のメンテナンスも可能にする。
PMUKの実証には、5kWタイプの純水素型燃料電池21台、太陽電池、蓄電池を新たに導入し、英カーディフの気象変化や電力事情に応じた電力需給運用を検証。電子レンジ工場の100%再生可能エネルギー転換を目指す。
【参照ページ】業界初投入から部品ごとの解体まで一貫処理可能な「廃家電自動解体システム」を開発
【参照ページ】英国自社工場でRE100ソリューション実現に向けた実証を2024年開始予定
【画像】パナソニック
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