世界洋上風力連合(GOWA)は12月5日、国連気候変動枠組条約第28回ドバイ締約国会議(COP28)の場で、EU欧州委員会、ブラジル政府、パナマ政府、カリフォルニア州政府が新たに加盟したと発表した。
【参考】【国際】世界洋上風力連合が発足。デンマーク、ノルウェー、米国政府も集結。2030年までに380GW(2022年9月24日)
GOWAは2022年、デンマーク、国際再生可能エネルギー機関(IRENA)、世界風力会議(GWEC)が創設。すでに、国では、米国、英国、ドイツ、スペイン、ポルトガル、オランダ、ベルギー、アイルランド、ノルウェー、デンマーク、ルーマニア、オーストラリア、コロンビア、セントルシア、日本が加盟。地方政府ではカナダのビクトリア州が加盟。今回新たに4ヶ国・地域が加わった形。また関連企業も多数加盟している。
GOWAは、2030年までに世界全体の洋上風力発電設備容量を380GW、2050年までに2,000GWにまで拡大することを目標としている。増加速度では、2020年代は毎年平均35GW、2030年以降は毎年70GW以上を掲げている。GOWAは、加盟機関で、ナレッジを共有。サプライチェーンやファイナンス面でも協力していく。
また同日、洋上風力発電開発促進の民間イニシアチブとして「オーシャン・エネルギー・パスウェイ(OEP)」の発足も発表された。今後10年間で、インド、ブラジル、コロンビア、南アフリカ等10ヵ国で洋上風力発電の開発を加速していく。目標設備容量は、GOWAの目標と同じく、2050年までに2,000GWとしている。すでに、「オーシャン・レジリエンス・クライメート・アライアンス(ORCA)」からの資金支援を受けることも決まっている。
【参考】【国際】COP28、気候変動と生物多様性の同時解決で各国からの支援相次ぐ。インフラ需要は1.5京円(2023年12月4日)
OEPは、政府への技術支援及びアドバイザリー・サービスの提供と、地元および世界の市民社会パートナーとの連携構築及びアドボカシー活動の2つのプログラムを展開していく。
【参照ページ】California, the EU Commission, Panama and Brazil join the Global Offshore Wind Alliance launched by Denmark, GWEC and IRENA
【参照ページ】Launch of Global Offshore Wind Accelerator as a Flagship Initiative of $250+ Million Fund for Sustainable Oceans
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