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金融情報世界大手米モーニングスターは2月10日、運用会社を対象とした「ESGコミットメントレベル評価」の最新版を公表した。8社が最高位「リーダー」を取得した。
ESGコミットメントレベル評価は、2020年に始まり、今回で5回目。投資思想、ESGインテグレーション・プロセス、経営資源(人材・データ)、議決権行使・エンゲージメントの観点から、運用会社単位でのESGレベルを格付している。格付は「リーダー」「アドバンスト」「ベーシック」「ロー」の4段階。
今回対象となった評価対象となった運用会社は97。運用資産額大手や、ESG観点での先進性、投資戦略評価「モーニングスター・メダリスト格付け」での上位企業等から母集団が選出され、地理的多様性等も加味されて最終決定された。97社の地域内訳は、米国42社、英国22社、オーストラリア18社、欧州12社、フィンランド、カナダ、シンガポールが各1社。
今回最高位「リーダー」を取得したのは、アファーマティブ・インベストメント・マネジメント、オーストラリア・エシカル、ボストン・トラスト・ウォールデン、ドミニ、Impax Asset Management、パルナッソス、Robeco、スチュワード・インベスターズの8社。前回も同じく同8社がリーダーだった。
今回のレビューでは6社が格付が変わった。コムジェスト、フィデリティ・インターナショナル、ピクテの3社は、1ランク上がり「アドバンスト」、ジャナス・ヘンダーソンとマン・グループは1ランク上がり「ベーシック」となった。ノルデア・アセット・マネジメントは今回初登場で「アドバンスト」となった。
大手では、アムンディ、カンドリアム、ヌビーン、シュローダー、HSBCアセット・マネジメント、BNPパリバ・アセット・マネジメント、ウェリントン・マネジメント、アクサ・インベストメント・マネージャーズ、フェデレーテッド・ハーミーズ等が「アドバンスト」。
ブラックロック、ステート・ストリート・グローバル・インベスターズ、T.ロウ・プライス、ピムコ、ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント、モルガン・スタンレー・インベストメント・マネジメント、JPモルガン・アセット・マネジメント、インベスコ、ドイチェ・アセット・マネジメント、キャピタル・グループ、アリアンツ・グローバル・インベスターズ、アバーディーン等が「ベーシック」。
バンガード、フィデリティ・インベストメンツ、PGIM、イーストスプリング・インベストメンツ等が「ロー」。
【参照ページ】5 Asset Managers Earn Upgraded ESG Commitment Level Ratings
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