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財務省は2月14日、GX経済移行債として「クライメート・トランジション利付国庫債券」を発行した。年限は10年。発行額は7,995億円。利率は0.7%。注文額は発行額の約3倍の2兆3,212億円集まったが、入札は不調だったとの見方も多い。
【参考』【日本】政府、クライメート・トランジション・ボンド・フレームワーク発表。DNVとJCRがSPO(2023年11月8日)
同ボンドでは、日本政府は11月7日、第8回GX実行会議を開催し、「クライメート・トランジション・ボンド・フレームワーク」を公表。セカンドオピニオンは、DNVビジネス・アシュアランス・ジャパンと日本格付研究所(JCR)。同国債の発効アドバイザーは大和証券。
日本政府は、クライメート・トランジション利付国庫債券を今後10年間で20兆円発行する考えで、今回はその第1弾。新種の国債発行は2007年発行の40年利付国債以来、17年ぶり。年限5年の第2弾も8,000億円程度の発行で2月27日に予定している。
今回の国債の募入最高利回りは0.74%。市場予想の0.7%を上回った。償還日が同じ10年物国債373回債は利回りが0.745%だっため、0.5bpのグリーニアムがあったと見立てることもできる。
【参照ページ】10年クライメート・トランジション利付国債(第1回)の入札結果(令和6年2月14日入札)
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