
ビジネスの国連持続可能な開発目標(SDGs)推進国際NGOのWorld Benchmarking Alliance(WBA)は3月11日、海洋生態系を再生するため、既存の評価に、海運、アパレル、農業等のセクターにも調査対象を拡大すると発表した。
WBAは従来、海洋の生態系に関し、シーフード・スチュワードシップ・インデックスを発表してきたが、対象は、漁業・養殖、養殖飼料、食品メーカーのみを対象としていた。今回、海洋の生態系回復では、より広いセクターの変革が必要と判断し、対象セクターの拡大を決めた。
【参考】【国際】WBA、シーフード・スチュワードシップ・インデックス2023発表。日系6社は二極化傾向(2023年10月20日)
今回の発表では、まず、農業・食料サプライチェーン世界大手のサステナビリティを評価したランキング「食料・農業ベンチマーク」に関し、水産物サプライチェーンの川下企業と川上企業の双方を調査対象に加える。
次に、農業・食料サプライチェーン世界大手のサプライチェーン農場慣行に特化したランキング「ネイチャー・ベンチマーク(Nature Benchmark)」の対象を大幅に拡大し、水産物を含むブルーエコノミー関連セクターから大手100社を対象に加える。これにより陸上生態系だけでなく、海洋生態系も対象に加える形。
「食料・農業ベンチマーク」と「ネイチャー・ベンチマーク」の次回ランキング発表は、2026年第1四半期を予定している。
【参照ページ】Assessing companies’ impacts on the health of the ocean
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