経済産業省資源エネルギー庁は3月22日、「電力システムにおけるサイバーセキュリティリスク点検ガイド」と「電力システムにおけるサイバーセキュリティ対策状況可視化ツール」を公表した。対象は、発電事業者、小売電気事業者、アグリゲーター、自家用電気工作物設備設置者の4つ。
今回発行したガイドとツールは、サイバーセキュリティ対策の継続的改善・高度化に向け、過大なコストをかけずに簡易的にリスク点検ができるようにしたもの。
同ガイドでは、具体的なリスク点検項目を示しつつ、リスク点検結果を踏まえた対策の改善方針を示した。同ツールは、エクセルの形式で、各事業者がリスク点検項目に対する対応状況を入力することで簡易に組織の成熟度や対策状況を可視化できる。
対策状況可視化ツールは、電力広域的運営推進機関(OCCTO)が会員企業に対して定期的に実施を促すセキュリティ自己診断に対しても活用できる。具体的には、OCCTOからセキュリティ自己診断の依頼があった場合に、本対策状況可視化ツールを用いて実施したリスク点検の結果をOCCTOに提出することが可能。
【参照ページ】「電力システムにおけるサイバーセキュリティリスク点検ガイド」と「電力システムにおけるサイバーセキュリティ対策状況可視化ツール」を電気事業者向けに公表しました
Sustainable Japanの特長
Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。
- 時価総額上位100社の96%が登録済
- 業界第一人者が編集長
- 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
- 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら