
 化学世界大手独BASFとオランダ国際NGOのSolidaridadは4月3日、持続可能な農業が生物多様性、環境保全、農業と送粉者の共存にもたらす効果の把握で、パートナーシップを締結したと発表した。
 現在多くの大豆品種は、自家受粉するように品種改良されているが、受粉昆虫が大豆生産に好影響を与えることも研究で明らかになっている。受粉や他家受粉は、大豆のさや1つ当たりの種子の数を向上させるため、収量を最大12%増加させることができる。
 両者は今回、ブラジルの中小規模の大豆農家を対象にプロジェクトを展開。現場からの洞察に基づき、農家が自身の土地で環境プロジェクトを実施することで報酬を得るビジネスモデルがブラジルで機能するか検討していく。第1弾プロジェクトは、2024年1月から12ヶ月間実施予定。展開する農場の数、収集する指標、実施する活動は、同期間中に共同で定義していく。
 同プロジェクトは、ブラジルの生物多様性コンサルティングGeoApis及び豪コンサルティングWheatley Young Partnersが支援。GeoApisは、ミツバチをモニタリングし、農家と養蜂家のコミュニケーションを促進。Wheatley Young Partnersは、自然市場の実現可能性の評価を行う。
【参照ページ】BASF and Solidaridad team up to empower Brazilian farmers to foster biodiversity
【画像】BASF
    
    
	 
	
    
    
    
        
            
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