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【国際】ゴールド・スタンダード、SDGsのインパクト測定手法開発でUNFCCCとパートナーシップ

 スイス・ジュネーブに本部を置く国際環境NGOゴールド・スタンダード財団は4月4日、国連持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向け、気候変動枠組条約(UNFCCC)事務局とパートナーシップを締結したと発表した。ゴールド・スタンダードは、国際環境NGOの世界自然保護基金(WWF)が主導するイニシアチブを前身とし2003年に設立されたNGO。気候変動や他のサステナビリティで企業やNGO、政府のプロジェクトを評価する基準「ゴールド・スタンダード」を策定・運営している。

 ゴールド・スタンダード財団は当初、京都議定書の下で定められた気候変動緩和政策のクリーン開発メカニズム(CDM)と共同実施(JI)の優良プログラム水準を設定するための基準「ゴールド・スタンダード」を策定してきた。しかし、2015年に国連でSDGsが定められて以降、「ゴールド・スタンダード」の対象を拡大し、気候変動だけでなくSDGsの17目標全てを包括できる「ゴールド・スタンダード3.0」の策定に目下取り組んでいる。

 今回発表のパートナーシップの内容は、ゴールド・スタンダード財団とUNFCCC事務局が協働で、企業のサステナビリティに関するインパクトを測定するための意思決定ガイダンスを開発する。ガイダンスには、個々の組織のニーズに合わせた目標設定や意思決定プロセスに関する推奨アプローチが記述される予定だ。また同時に両者は、サプライチェーン全体や都市レベルなど大規模レベルでSDGsに資するアクションのインパクトを定量測定する手法も開発する。さらに、ITプラットフォームやブロックチェーンを活用した仕組みなど技術開発でも協力する。

 ゴールド・スタンダード財団が策定に取り掛かっている「ゴールド・スタンダード3.0」に関しては、すでにルクセンブルク政府、BIX Capital、世界銀行グループ、国連財団の「クリーン・クックストーブ設置のためのグローバル・アライアンス(Global Alliance for Clean Cookstoves)」が参加協力を表明。また、ゴールド・スタンダード財団は、気候変動対策の分野で昨今注目されている国際イニシアチブ「Science Based Targets(SBT)」の協力パートナーにもなっている。

【参照ページ】UN Climate Change Secretariat and Gold Standard Announce Collaboration to Accelerate Progress Towards Sustainable Development Goals
【参照ページ】First organisations to commit to Gold Standard V3.0 announced
【参照ページ】Gold Standard and Science Based Targets define critical role for carbon credits

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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