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【国際】WWF、再利用原材料利用の活性化に向けた新たなビジョンを発表。米企業も複数賛同

 国際環境NGO世界自然保護基金(WWF)は6月12日、リサイクル・リユース製品を利用に関する新たなビジョン「The Cascading Materials Vision」を発表した。同ビジョンには、廃棄物を削減し、産業界全体でリサイクル原料やリユース材料を利用していくための原則が定められている。同ビジョンには、すでにコカ・コーラ、デュポン、マクドナルド、ネスレ、ターゲットなどグローバル企業が賛同を示す署名を行った。

 同ビジョンは、目標として「高品質な再利用原材料の利用可能性と利用を拡大する意思決定に資する情報提供をする」「全ての関連業種に影響を与え、再利用原材料の製造、貿易、および使用を妨げるシステム的課題に対処する達成可能で、持続可能で、インクルーシブなソリューションに向かわせる」を掲げた上、再利用原材料の利用活性化に向けた10の大原則と17の詳細原則を制定した。

 今回発表されたビジョンの特徴は、企業だけでなく政府等をも対象とし、再利用原材料の利用を実現する包括的なソリューションを提言していることにあると言える。提示された原則の一つ目には「環境および社会への利益を最大化し、インパクトを測定する」という難易度の高い内容が掲げられており、これを実現するためには社会全体で実現方法そのものを追求する必要がある。すなわち、掲げられた原則は、まさに「ビジョン」と呼ぶレベルの最終的な世界観を指す次元のものとなっている。

 興味深いのは、生分解可能性に関する内容が書かれた原則9と原則10の内容。欧米企業では昨今、食品や消費財商品のパッケージを生分解可能なものにしていく動きがあるが、今回のビジョンは、生分解可能性の動きに多くの注文を付けている。まず、生分解可能性は廃棄物削減のためのソリューションにはなりえないと断言。ゴミ処理場や道端、または海などで生分解された場合、環境に悪影響を与える可能性は容易には否定できない。そのため、今回のビジョンでは、あくまでも資源を循環させることをゴールとし、自然環境での生分解は、「第三者が完全な生分解可能性を証明する場合を除いて」最終的な解決策ではないという立場を示した。

【参照ページ】World Wildlife Fund Convenes Organizations to Enable a Global Market for Sustainable Materials Management 【ビジョン】The Cascading Materials Vision

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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