【イギリス】英国財務報告評議会、コーポレートガバナンス・コード2018改定版原案公表 2017/12/18 最新ニュース


 英国財務報告評議会(FRC)は12月5日、英国コーポレートガバナンス・コードの改定版原案を公表した。英国のEU離脱が迫る中、EU離脱後も海外から投資を促進するために、企業のガバナンスを正し持続可能な成長への基盤を固め、市場・企業への信用を醸成していく。FRCは2018年2月末までパブリックコメントを受け付け、6月に発行する予定。

 改定版は、現行版に比べてより完結かつ端的な表現となっている。特に、ガバナンス強化に果たす企業文化の価値に重点を置いている点が新しい。また、英国政府が2016年11月に発表した英国がバナンス改革の方針の提言内容も反映された。企業が具体的に取るべきアクションも列挙し、ガバナンス改革の実効性を高める。

【参考】【イギリス】政府、コーポレートガバナンス改革案を発表。役員と従業員の給与格差是正が大きな焦点(2017年9月16日)

 改定版は、原則1の始めで、取締役会は、企業の長期的で持続可能な成功を促進し、株主価値を生成し、広く社会に貢献することと言及。取締役会が大きなリーダーシップを発揮する意義を高く掲げた。そのため、役員報酬や役員賞与の方針や決定では、報酬委員会に広い独立的な意思決定機能と広い裁量を与えることを定めた。また、株主からの反対意見に対しては、具体的な行動案を提示することも盛り込み、株主による企業監視機能を高めた。

 英国のコーポレートガバナンス・コードは、取締役会議長の独立性を強調しており、以前から社外取締役が議長を務めるよう求めている。今回の改定ではこの規定をさらに進め、…

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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