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【国際】PRIとWWF、投資家向けの水リスク分析レポート発行

 国連責任投資原則(PRI)は3月5日、世界自然保護基金(WWF)と共同で、投資家が抱える水リスクをまとめたレポート「Growing water risk resilience:An investor guide on agricultural supply chains」を発行した。同レポートは特に、真水消費量が最も多い農業関連分野の企業を多く扱っている。

 気候変動が進む一方、世界的な人口増加や経済発展に伴い真水需要も同時に高まっている。企業が適切に水リスクを把握、対処しているかどうかは投資家にとっても重要な問題となってきている。そのため、同レポートでは、(1)水リスクの啓蒙と危機意識の向上、(2)企業内部及びサプライチェーン上での行動促進、(3)他のステークホルダーとの協働、(4)水ガバナンスへの影響力行使の4分野について、投資家が投資先企業にエンゲージメントする手法を詳述している。投資先企業の評価ツールや質問リストの例も提示した。また、投資家が水リスクデータをファンダメンタルズ分析に取り組む手法も解説している。

 PRIは2014年にも水リスクに関する企業エンゲージメントを実施。機関投資家40団体(運用資産総額5.7兆米ドル)とともに、農業、アパレル、食品、小売セクター32社に水リスクに関しエンゲージメントした。PRIは昨今同様のエンゲージメントを改めて開始。前回エンゲージメントで低評価だった企業や、一定の進捗を見せたものの改善が必要な企業を対象に取組を進めている。

【参考サイト】The PRI, WWF publish new report on water risks in the supply chain

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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