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【イギリス・中国】英中グリーンファイナンス・タスクフォース、「一帯一路のためのグリーン投資原則」発表

 英シティ・オブ・ロンドン自治体(シティ・オブ・ロンドン・コーポレーション)のグリーンファイナンス・イニシアチブ(GFI)と中国金融学会のグリーンファイナンス専門委員会は11月30日、第3回英中グリーンファイナンス・タスクフォース会議を北京で共催。現時点での進捗報告レポートの中で、「一帯一路のためのグリーン投資原則(GIP)」を発表した。

 同原則は、中国政府が進める一帯一路政策にグリーンファイナンスの概念を導入したもの。グリーン投資原則は、既存の責任投資の枠組みを基に策定され、国連責任投資原則(UNPRI)を一帯一路向けに焦点を当てたものと言える。同ガイドラインは、7つの言語で発表され、一帯一路に関わる企業には自主的に同原則に署名することが推奨されている。

 英中グリーンファイナンス・タスクフォースは、2012年度にロジャー・ギフォード・ロンドン市長が訪中した際に、当時中国人民銀行のエコノミストだった馬駿氏が共鳴し開始したイニシアチブ。馬駿氏は「G20グリーンファイナンス総合レポート」を作成した中心物で、グリーンファイナンス分野で世界を代表する一人。今回のガイドライン策定に当たっては、国連責任投資原則(PRI)、国際金融公社(IFC)の持続可能な銀行ネットワーク(SBN)、中国工商銀行(ICBC)の一帯一路銀行ラウンドテーブル、グリーン一帯一路投資家アライアンス(GBRIA)、世界経済フォーラム(WEF)、米Paulson Instituteも協力した。

 同レポートでは、全7条からなる「一帯一路のためのグリーン投資原則」と提言事項、及び具体的なグリーン投資実践手法等を紹介。同原則では、環境上の開示や、サプライチェーンでの環境マネジメント、コーポレートガバナンスにサステナビリティの観点を組み入れ等が盛り込まれた。気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)にも言及した。

【参照ページ】City of London Corporation works with China to green the Belt and Road Initiative
【ガイドライン】DELIVERING FOR A GREENER TOMORROW

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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