
欧州委員会は7月23日、世界的な森林保護のための新たな政策フレームワークを定めた報告書を採択した。森林は、生物多様性の80%を保有しており、世界人口の25%の生活を支えるとともに、気候変動対策にもつながると意義を伝えている。
欧州委員会によると、1990年から2016年までに世界の森林のうち130万km2が消失。サッカーボール場800個分が毎時失われている。森林破壊の主な原因は、食糧生産、飼料生産、バイオ燃料、木材等のコモディティ商品。森林破壊は、二酸化炭素排出でも世界で2番目の要因となっている。
今回採択したのは、供給側と需要側の双方に関する内容。EU加盟国や他のステークホルダーを含めた国際協力体制の強化、サステナブルファイナンス推進、土地利用の向上、持続可能な雇用創出、サプライチェーンマネジメント、データ収集や研究促進等を盛り込んだ。また新たな規制措置案についての評価も実施した。特に優先順位の高いテーマとして、「森林破壊ゼロ・サプライチェーン」「生産国に対する開発援助に森林破壊テーマ盛り込み」「森林破壊・森林劣化防止のための国際協力強化」「持続可能な土地利用慣行に向けたファイナンス」「森林やコモディティ・サプライチェーンに関する情報の利用可能性、質、アクセシビリティの向上」の5つを掲げた。
【参照ページ】Commission steps up EU action to protect and restore the world's forests
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