出光興産子会社の出光スノーレ石油開発は10月16日、ノルウェー現地子会社の出光ペトロリアムノルゲを通じ、ノルウェー領北海でHywind Tampen洋上風力発電所を建設する計画をノルウェー政府に提出したと発表した。同社が、権益を有するスノーレ油田で、浮体式洋上風力発電所を建設する。2020年後半の運転開始を目指す。
出光興産は、経営方針として再生可能エネルギー事業強化を進めており、特に日本国外で再生可能エネルギー分野への投資を行っている。今回の洋上風力発電所は、ノルウェー西部ベルゲン市沖合200kmで、8MWの浮体式洋上風力発電機を11基設置し、合計設備容量88MW。開発主体の出光スノーレ石油開発は、出光興産が50.5%、大阪ガスサミットリソーシズが49.5%出資する合弁会社。
発電された電力は、同社の石油ガス生産設備に直接送られ、自家消費する。これにより、現在のガス火力発電を35%程度代替でき、二酸化炭素排出量の年間で約20万t削減できるという。
【参照ページ】スノーレ油田向け洋上風力発電導入開発計画をノルウェー政府に提出 世界初の試み 石油ガス生産設備に直接接続する浮体式洋上風力発電設備の開発を開始
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