インドのラージ・クマール・シン・エネルギー相兼再生可能エネルギー相兼スキル開発・起業相は11月28日、インドでの太陽光発電設備容量が32GW、建設中が18GW、入札実施が36GWと発表。インド政府が掲げる2022年12月までの100GW導入目標が順調に進んでいると表明した。
インド政府は6月、2022年までに再生可能エネルギーを175GW、水力発電で50GWで合計225GWを、2030年までに500GWを導入する計画を発表した。2022年目標の再生可能エネルギーの内訳は、太陽光発電100GW、風力発電60GW、バイオマス発電10GW、小規模水力発電5GW。インドのモディ首相は、9月に開催された国連気候アクション・サミットの中で、再生可能エネルギー導入をさらに進め、2022年までに400GW導入を目指したい考えもすでに示している。
【参考】【インド】政府、2030年までに再エネ500GW導入。2022年までに大規模水力除きで175GW(2019年7月1日)
さらにシン大臣は12月2日、太陽光発電の導入を促進するための新たな政策を発表した。太陽光発電電力の州際送電を促進するため2022年12月まで州際送電制度(ISTS)使用料を免除する。また、同分野への外国直接投資(FDI)100%会社設立を許可する。また送電網を強化する「グリーン・エネルギー回廊」プロジェクトも展開。2022年までの再生可能エネルギー購入義務(RPO)制度のロードマップも固めた。小売事業者が、価格競争力のある再生可能エネルギーを購入できるよう、標準的な入札ガイドラインもまとめた。
風力発電では、設備容量は37GWに到達。またすでに入札制度を通じて、新規13GWの案件が決定している。
【参照ページ】Generation of Solar Power
【参照ページ】Measures to Increase Solar Energy Generation
【参照ページ】Wind Power Projects of 12,162.50 MW Capacity awarded so Far