Skip navigation
サステナビリティ・
ESG金融のニュース
時価総額上位100社の96%が
Sustainable Japanに登録している。その理由は?

【ドイツ】DHLグローバルフォワーディング、LCL貨物海上輸送の一部でカーボンニュートラル達成

 独物流大手ドイツポストDHLグループ傘下のDHLグローバルフォワーディングは5月2日、複数の荷主がコンテナに混載して輸送するLCL貨物の海上輸送の一部サービスで、カーボンニュートラル(二酸化炭素ネット排出量ゼロ)の達成を発表した。

 ドイツポストDHLグループは、2017年に「2050年カーボンニュートラル」を発表。2021年には、サステナビリティ・ロードマップも発表し、2030年までに総額70億ユーロ(約1兆円)を二酸化炭素排出量削減の分野に投資すると表明している。過去5年間で、1貨物あたり25%の二酸化炭素排出量を削減した。

【参考】【国際】DHL、電動航空機ベンチャーEviationに12機発注。カーボンニュートラルの一環(2021年8月12日)

 今回の発表は、2,500社以上が利用しているLCL貨物の海上輸送サービス「GoGreen Plus」での成果。カーボンニュートラル型の貨物輸送を実現できるサービスであり、2021年1月から開始。現在は一部の顧客のみに提供されパイロットプロジェクトとして実施中。

 同社が認証したサステナブルな船舶用燃料を利用することで、二酸化炭素排出量を3.6万t以上削減。残りの5.3万tは、カーボンクレジットを購入し2021年中にオフセットした。前者は船舶運航時の二酸化炭素排出量を指標として用いる「Tank to wheel」で評価され、後者は燃料の製造や輸送などすべての工程での二酸化炭素排出量も指標として用いる「Well-to-Wheel」で評価された。

 同サービスは2022年から、荷主がコンテナを独占し輸送するFCL貨物を含めた航空・海上貨物輸送にも展開されている。2023年に希望顧客に対しサービスを展開していく予定。

【参照ページ】DHL Global Forwarding decarbonizes 100% of its global LCL ocean freight shipments
【参照ページ】DHL Paket's latest "GoGreen Plus" service offers climate-neutral shipping by directly avoiding carbon emissions within its own logistics network

author image

株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

この記事のタグ

Sustainable Japanの特長

Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。

  • 時価総額上位100社の96%が登録済
  • 業界第一人者が編集長
  • 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
  • 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする

※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら

"【ランキング】2019年 ダボス会議「Global 100 Index: 世界で最も持続可能な企業100社」"を、お気に入りから削除しました。