【日本】福島県等、原発ALPS処理水の海洋放出施設建設を了承。海洋放出の実施OKではない 2022/08/04最新ニュース

 福島県、大熊町、双葉町の3地方自治体は8月2日、トリチウム等の放射性物質を含む福島第一原子力発電所のALPS処理水を海洋放出する東京電力の計画に関し、海洋放出に使われる施設建設を了解する表明した。3自治体の首長が東京電力ホールディングスの小早川智明社長と福島県庁で面会し直接伝えた。

 ALPS処理水とは、福島第一原子力発電所では、地下水や雨水などが建屋内の放射性物質に触れることや、燃料デブリ(溶け落ちた燃料)を冷却した後の水が建屋に滞留することにより発生した汚染水を浄化処理した水のこと。

 ALPSは「多核種除去設備」の意。当初は放射性物質のトリチウム等を基準値以下に下げたものをALPS処理水と呼んでいたが、経済産業省は2021年4月、風評被害の防止を目的に、「ALPS処理水」の定義を変更。「トリチウム以外の放射性物質」を規制基準以下まで浄化処理した水を「ALPS処理水」とした。トリチウムを対象から外した理由については、経済産業省は「トリチウムは水素の仲間であり、水道水や食べ物、私たちの体の中に普段から存在しています。規制基準を満たして処分すれば、環境や人体への影響は考えられません」としている。経済産業省は、ALPSは62種類の放射性物質を取り除くことができると強調。トリチウムの濃度に関しては、海水を大量に混ぜ合わせることで、濃度を下げるという。

 ALPS処理水の海洋放出は、…

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