【ベトナム】カーギルとケア・インターナショナル、女性や少数民族農家の生活水準向上で協働

　食品世界大手米カーギルと国際人権NGOケア・インターナショナルは11月8日、ベトナム・ダクラク省農村部の女性や少数民族の生活水準の向上を目的とした2年間のプログラム「She Thrives」の実施に関する覚書（MOU）を締結した。

　両社はこれまでに、13ヶ国で農業生産性、栄養、市場アクセス、経済機会等、食糧システム上の課題で協働。プログラム32本を発足し、330万人以上の人々の生活向上を行ってきた。ベトナムでは今回が初。

【参考】【コートジボワール】カーギル、スターバックス財団、ケア、カカオ農家コミュニティ変革支援で協働（2022年3月5日）
【参考】【コートジボワール・ガーナ】カーギルと国際人権NGOケア、カカオ農家支援の進捗報告。収益増や女性強化等（2021年2月23日）

　She Thrivesは、同省ブオンホー地区の女性7,000人以上を含む合計1.5万人以上へのインパクト創出を目指し展開。包括的な市場アクセスの強化と、生産的な農業資源へのアクセス拡大を通じた女性の能力、自信、スキル強化等で、経済機会を追求する。

　具体的には、小規模農家に対する技術トレーニングや起業の促進、事業拡大のための資金提供等を実施。小規模農家の経営効率改善、一括購入、販売、マーケティング、デジタルスキルのトレーニング等も行う。さらに、村の貯蓄貸付組合の開発、金融リテラシー教育等を通じ、零細農家の女性や少数民族の資金アクセスと金融管理能力も強化。ベンチャー企業の資金調達支援として、正式な金融機関も紹介する。

【参照ページ】Cargill and CARE International partner to improve sustainable agriculture for rural communities in Dak Lak, Vietnam
【画像】Cargill

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