INPEXは1月4日、インドネシアのスマトラ島ランプン州に位置しているラジャバサ地熱発電事業に出資参画したと発表した。参画に向け2022年10月に地熱発電子会社INPEX地熱開発がジャカルタに事業所を開設していた。
ラジャバサ地熱発電事業は、現地のSupreme Energyと、エンジー、住友商事が出資した事業会社Supreme Energy Rajabasaが、炭鉱を実施している事業。今回INPEXは、エンジーの関係会社エンジー・グローバル・デベロップメンツから保有発行済株式の31.45%を取得する。炭鉱は2023年以降を予定している。
INPEXは10月には、南スマトラ州に位置するランタウ・ドゥダップ地熱発電事業にも出資参画している。同事業は、Supreme Energy、エンジー、丸紅、東北電力が出資した事業会社Supreme Energy Rantau Dedapが運営しており、2021年12月に商業運転を開始。設備容量は98.4MW。オフテイカーは、インドネシア国営電力PLNで期間は30年。同事業では、INPEX地熱開発が、エンジーが保有する発行済株式27.4%を取得した。
さらに4月には、西スマトラ州に位置するムアララボ地熱発電事業の出資比率も上げている。同事業は、Supreme Energyと、エンジー、住友商事が出資した事業会社Supreme Energy Muara Laboh(SEML)が運営しており、2019年12月に商業運転を開始。設備容量は85MW。オフテイカーは、インドネシア国営電力PLNで期間は30年。同事業では、INPEX地熱開発が、2021年12月にSEMLの発行済株式33.333%を、Supreme Energyの子会社Supreme Energy Sumateraから取得し事業参画していたが、さらにSEMLの発行済株式の20%をエンジー・グローバル・デベロップメンツから取得。合計の権益を10%から30%を増やした。
【参照ページ】インドネシア共和国ラジャバサ地熱事業への参入について(お知らせ)
【参照ページ】インドネシア共和国ランタウ・ドゥダップ地熱発電事業への参入について
【参照ページ】インドネシア共和国ムアララボ地熱発電事業の追加の取得について
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