
自動車世界大手米GMは4月26日、コロンビアとエクアドルの自動車組立工場を閉鎖すると発表した。双方の工場は、稼働率が低い状況にあったが、同社は今回の決定が国民経済に与える影響を認識し、雇用喪失によって影響を受ける人々を支援することも表明した。
工場閉鎖の時期は、コロンビアのコルモトレス工場は4月26日、エクアドルのOBB工場は2024年8月。一方、稼働率はコルモトレス工場は9%、OBB工場は13%にとどまっていた。一方、工場閉鎖後も両国での販売・マーケティング、アフターサービスは継続する。
コルモトレス工場の従業員数は約850人。同工場の労働組合は組合員約600人が失職するとし、労働省に苦情を申し立てる考え。GMは1979年、同国での「シボレー」ブランドのプレゼンス拡大を狙い、コルモトレス工場の経営権を獲得していた。OBB工場では従業員約450人を抱える。
同社は今回の決定の理由を「次世代車生産者へのシフト」と説明している。同社は4月30日、2023年のサステナビリティ報告書を公表。EVシフトを進める意向を説明している。具体的には、他の業界先進企業やロッキーマウンテン研究所(RMI)とともに、ZEROgrid Initiativeに参加し、安価な送電網の実現に向けて協働していく。EV充電スタンドでは、テスラの北米充電規格(NACS)を採用し、2024年に15,000以上のテスラのスーパーチャージャーへのアクセスを可能にしていく。2023年にガソリン・ディーゼル車の強い需要があったことに関しては、ガソリン・ディーゼル車からの排出量を削減しつつ、EV車種を拡大していくことで対応すると伝えた。
部品原材料の温室効果ガス排出量削減では、鉄鋼、アルミニウム、コンクリート、セメントを含むFirst Movers CoalitionへのGMのコミットメントを拡大。同社が米国、カナダ、メキシコの製造施設向けに直接購入する鋼板製品の製造に使用する粗鋼の10%以上は、価格が現在の商業価格より20%以上高くならない場合には、原則として2030年までにほぼゼロ排出量とする。米国、カナダ、メキシコの製造施設向けに直接購入するアルミニウム板製品製造でも、一次アルミニウムの10%以上を、2030年までに低炭素アルミニウムに転換する。
【参照ページ】Journey to Zero: General Motors Unveils 2023 Sustainability Report
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