
マレーシア証券取引委員会傘下のキャピタル・マーケッツ・マレーシア(CMM)は4月3日、大企業及び中堅企業のトランジションファイナンス促進で、国際グリーンボンド基準策定NGO気候債券イニシアチブ(CBI)と共同で、トランジション移行戦略策定ガイドを発行した。
同ガイドは、気候変動移行計画(トランジションプラン)を策定する際に考慮すべき基本原則や要素を解説。特に、CBIが策定しているクライメートボンド5原則を重視し、投資家が適切な移行戦略を採用する投資先を容易に特定できるようにすることを促した。また、最新版のASEAN版タクソノミーの観点も盛り込んだ。
同ガイドは、インタラクティブな質疑応答(Q&A)インターフェースを採用。企業は同ガイドを活用することで、パリ協定に沿ったパフォーマンス目標の策定、目標に向けた明確なステップ・バイ・ステップの定性的な実施計画を伴う強固な計画の策定、達成度を評価するための指標の設定、説明責任を果たすガバナンスの構築、移行を推進するために必要なリーダーシップモデルの導入、透明性のある開示等がナビゲートされる。国際資本市場協会(ICMA)のガイドラインや、気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)の開示要件とも完全に整合している。
【参照ページ】Capital Markets Malaysia and Climate Bonds Initiative launch Transition Strategy Toolkit to accelerate the pace and scale of transition finance
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