
韓国自動車大手・現代自動車の自動車部品子会社・現代モービスは4月2日、アラブ首長国連邦(UAE)のエミレーツ・グローバル・アルミニウム(EGA)との間で、太陽光発電電力を活用した低炭素アルミニウムを1.5万t購入する契約を締結したと発表した。
現代モービスは2021年12月、2045年までに温室効果ガス排出量スコープ3を含めたカーボンニュートラルを宣言。2030年に2019年比で30%削減、2040年に約80%削減を目指している。
今回契約した1.5万tの低炭素アルミニウムは、同社が昨年購入したアルミニウム総量6.7万tの20%以上に相当し、調達額は総額約620億ウォン(約62億円)。EGAが生産する低炭素アルミニウムの温室効果ガス排出量は、通常のアルミニウム製造時に排出される同排出量と比べて約4分の1に低減できる。
購入した低炭素アルミニウムは、シャーシ等の主要部品製造に活用することで、世界各国の環境規制、特に、EUの炭素国境調整メカニズム(CBAM)に対応する。長期的な低炭素アルミニウムの調達に向けて、2025年上期中にEGAとの戦略的パートナーシップを締結する計画も伝えた。
【参照ページ】Hyundai Mobis to Use Eco-friendly Aluminum for Main Auto Components
【参照ページ】HYUNDAI MOBIS NET-ZERO REPORT 2023
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