
経済産業省は4月11日、2022年11月に発行した「工場システムにおけるサイバー・フィジカル・セキュリティ対策ガイドライン」の付随文書として「Appendix【工場セキュリティの重要性と始め方】」を策定した。
【参考】【日本】経産省、製造業スマート化でサイバーセキュリティ別冊ガイドライン発行。サプライチェーンも(2024年4月10日)
工場では、IoT化によるネットワーク接続機会の増加に加え、ネットワーク接続が少ない環境でも不正侵入等のリスクが存在。攻撃は意図的なものから偶発的なものまで多岐にわたり、国内外で被害が発生している。工場の規模を問わずサプライチェーンを構成するすべての企業においてセキュリティ対策を実施する必要がある。
今回の別冊ガイドラインでは、工場を所有する中小規模の製造事業者の経営層や工場のセキュリティ担当者向けに、ガイドライン本編の内容をより分かりやすく解説し、具体的な事例・手順を示した。
具体的には、経営層向けには、工場がサイバー攻撃を受けた際の影響やサイバー攻撃による工場の被害事例を紹介、コストをかけずに実施できるセキュリティ対策についても解説。工場セキュリティ担当者向けには、工場セキュリティを検討する際の重要な考え方と、具体的な手順に沿った対策の実施例について解説した。
同省は、2024年2月に「別冊:スマート化を進める上でのポイント」も策定している。
【参照ページ】中小規模の製造事業者向けに工場のセキュリティを確保するための具体的な手順や事例を紹介する解説書を策定しました
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