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【ドイツ】ミュンヘン再保険、石炭ダイベストメントと一部保険引受禁止を発表。気候変動対応

 再保険世界大手独ミュンヘン再保険は8月6日、気候変動対応のため石炭ポリシーを強化し、石炭関連企業からの投資引揚げ(ダイベストメント)と一部保険引受禁止を発表した。同社のJoachim Wenning CEOが現地紙FAZの中で表明した。再保険大手からの石炭関連保険引受禁止は、スイス再保険と仏SCORが先行して発表したが、ミュンヘン再保険がそれに続く形となった。

 ダイベストメント対象は、石炭採掘と石炭火力発電からの売上が全体の30%以上を占める企業。一方、保険引受禁止の対象は、先進国での石炭火力発電新設と新規石炭採掘に限定。さらに「原則として」と加え、例外があるとの考えも示した。既存の石炭火力発電所や石炭採掘に関しては保険引受を継続する。スイス再保険とSCORは全面的に石炭火力発電と石炭採掘への保険引受を禁止するとしており、国際環境NGO連合Unfriend Coalは「明白な抜け穴と弱点がある」と指摘している。

 欧州の保険及び再保険大手は、環境NGOからの巨大なプレッシャーにより、気候変動対応強化が迫られてきている。すでに対応を表明したスイス再保険、SCOR、アクサ等も同様に環境NGOとの対話から石炭ポリシーの強化へと動いた。再保険の中でも規模の大きいミュンヘン再保険は特に大きなターゲットとなっていたが、長年株主として投資先企業に関与すべきとの考えを表明し、ダイベストメントを拒否していた。しかし今回、ついに方針を転じた。

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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