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【アメリカ】メイシーズ、従業員・販売・調達・宣伝等でダイバーシティ・インクルージョン施策発表

 米小売メイシーズは9月5日、顧客、広告宣伝、サプライヤー、従業員、コミュニティの5分野で、新たなダイバーシティ&インクルージョン施策を発表した。各分野で2019年以降のパフォーマンス目標を掲げ、インパクトを高めるための具体的な戦略を示した。

全ての顧客を歓迎し、受け入れ、尊敬するコミットメントの強化
 同社の顧客向け権利憲章「Customer Bill of Rights(CBOR)」を更新し、顧客に対する差別、不当な検索やプロファイリングを禁止。従業員向け研修も拡大し、従業員13万人が、顧客や同僚とのコミュニケーションで発生しうる偏見の軽減を図る。2019年の感謝祭(サンクスギビングデー)までに、メイシーズ及びブルーミングデールの全店舗に導入する。

画像やメッセージ、経験で顧客のあらゆる特性を反映し、届ける
 2020年までに、同社の広告の50%で、性別/性同一性、民族、年齢、体格等、多様な顧客特性を踏まえたものにする。具体的には広告モデルのキャスティング方法の変更や、利用する画像での表現や採用するスタイリスト、写真家、ディレクター、プロデューサー、代理店、コンテンツプロバイダー、イベントパートナー等の多様性を強化する。同社は全顧客の特性を反映することを目標としている。

従業員のダイバーシティの完全な反映
 シニアディレクター以上の層でのエスニシティ・ダイバーシティを、2025年までに30%に引き上げる。職場のダイバーシティとビジネスパフォーマンスの間には相関関係があるとし、黒人/アフリカ系米国人、ヒスパニック/ラテン系、ネイティブアメリカン、アジア系の優秀なマネジャーとディレクターに対する12ヵ月間のリーダーシップスキル強化プログラム「MOSAIC」を設立した。

過小評価されているサプライヤーの成長促進
 2021年までに、マイノリティ経営者からの商品調達額を5%以上に引き上げる。マイノリティには、エスニシティ、女性、退役軍人、LTBTQからの調達を工代するため「サプライヤー・ダイバーシティ・プログラム」を創設。同プログラムは、商品のユニーク性や、地域社会の経済発展に寄与することを狙う。加えて、ビジネスアクセラレータプログラムを通じ、効果的にサプライヤーとの関係構築を拡大するための観点を提供する。同プログラムからは、2011年の開始以来、約125社を輩出している。

事業目標や価値が適合するコミュニティパートナーとの関係構築
 全米で、社会インパクトと経済成長の双方を追求するためのプログラム開発や資金拠出で、米国中の組織と提携。2019年には、ビジネスアクセラレーターとの協働で、「The Workshop at Macy’s」「The Market @ Macy’s」「STORY」等のプログラムを5都市以上で実施する。

【参照ページ】Macy’s, Inc. Creates Bold Vision To Advance Diversity and Inclusion and Ensure The Company Reflects The Diversity Of The Customers and Communities Served

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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