
石油化学大手オランダDSM、Fibrant、サウジ基礎産業公社(SABIC)、スペイン石油・ガス大手セプサ、スペインの食肉パッケージ製造Viscofanの5社は12月1日、プラスチック廃棄物をリサイクルした再生素材を活用し、食肉包装用の多層フィルムの生産で協働すると発表した。サーキュラーエコノミー化を目指す。
同フィルムは、消費期限を長持ちさせる効果があり、食品廃棄物を削減する効果がある。食品廃棄物は世界の二酸化炭素排出量の8%を占めており、食品廃棄物を減らせば、二酸化炭素排出量も減らせる。そのフィルムの原料をプラスチック廃棄物から生産することで、プラスチック廃棄物の削減や二酸化炭素排出量のさらなる削減に寄与する。
同フィルムの開発は、サーキュラーエコノミーの実現に向けた各社のコミットメントの一環。Viscofanは、複数層のポリマーで構成された食肉パッケージを開発し、DSMが再生プラスチック素材のポリアミド「Akulon CRC-MB」を 、SABICが再生プラスチック素材のポリエチレン「TRUCIRCLE」を供給する。DSMとSABICの再生プラスチック素材は、バージンプラスチックと同等の品質で、再生素材認証「ISCC Plus認証」を取得済み、
DSMが提供する再生プラスチック素材のポリアミド「Akulon CRC-MB」では、まずSABICがプラスチック廃棄物をケミカルリサイクルし、石油と同品質の素材に還元した状態からベンゼンを生産。それを活用し、セプサがフェノールを生産する。それを活用し、Fibrantがカプロラクタム「EcoLactam」を生産しDSMに供給。DSMが「Akulon CRC-MB」を生産する。
【参照ページ】DSM, SABIC, Cepsa, Fibrant, and Viscofan co-develop novel meat packaging material made from mixed post-consumer plastics
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