化学世界大手米ダウは1月11日、ケニアのリサイクル技術開発Mr. Green Africaに出資したと発表した。アフリカ企業への出資はダウとして初。高品質な廃プラスチックのリサイクル素材(PCR)を共同開発する。トレーサビリティも考慮する。
Mr. Green Africaは、アフリカのリサイクル企業として初のサステナビリティ企業認証「Bコーポレーション」取得企業。今後4年間で廃棄プラスチック約9万tを回収し、包装・容器へのリサイクルを目指す。
廃棄プラスチック回収では、ブランド企業やプラスチック製造企業とも協働。倫理的に調達したアフリカ現地の使用済み廃棄プラスチックを回収し、サステナビリティ目標の達成を支援する。
ダウは、Mr. Green Africaの事業展開地域をケニアだけでなく、他のアフリカへも拡大予定。出資を本格化した場合、約200人分の直接雇用創出に繋がり、廃棄物回修行者5,000人の生活にインパクトを与える他、消費者25万人の廃棄物分別プログラムへの参加が期待される。
両社は、フェアトレードのプラスチック廃棄物調達モデルを通じ、廃棄物回収業者が安定的に高い収入を得ることができるよう、インセンティブを提供。廃棄プラスチックを持ち込み、報酬を受け取るための分別センターも設立する。
さらにダウは、ケニアの家庭での廃棄プラスチックを効率的に分別し、Mr. Green Africaのリサイクルシステムで回収・リサイクルするスケジュールを組成するアプリ開発も支援する。
【参照ページ】Dow invests in recycler, Mr. Green Africa, to address waste management gaps and accelerate a circular economy for plastics in Africa
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