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【国際】ブランブルス、スコープ3含む2040年カーボンニュートラル目標発表。10年前倒し

 物流世界大手豪ブランブルスは6月7日、スコープ3を含むカーボンニュートラル(二酸化炭素ネット排出量ゼロ)の達成時期を2050年から2040年へと10年前倒しする目標を発表した。同社は、2022年のダボス会議「Global 100 Index: 世界で最も持続可能な企業100社」で10位にランクしている。

【参考】【ランキング】2022年 ダボス会議「Global 100 Index: 世界で最も持続可能な企業100社」(2022年1月19日)

 ブランブルスは、物流パレットを物流システム全体で共有して使い回す「プーリング」モデルの世界の雄。従業員数は約12,000。パレット及びコンテナの保有数は3億4,500万個。約60ヶ国で事業展開しており、北米と西欧が最大の事業拠点。

 同社は今回、中間目標と長期目標も改定。まず、2030年までにスコープ1、スコープ2で2020年比42%削減、スコープ3のカテゴリー2「資本財」、カテゴリー4「上流輸送・配送」、カテゴリー5「事業廃棄物」、カテゴリー9「下流輸送・配送」で同年比17%削減する。対象カテゴリーは、同社スコープ3排出量の90%以上を占める。すでに、科学的根拠に基づく削減目標イニシアチブ(SBTi)から1.5℃基準での承認を得た。

 長期目標では、スコープ3を含むカーボンニュートラル(二酸化炭素ネット排出量ゼロ)の達成時期を、2050年から2040年へと10年前倒しした。

 同社は、カーボンニュートラル達成に向け、カーボンニュートラルの専門部署も設置。同社が事業展開する60カ国で、社内外のステークホルダーと協働し、実行可能な削減ロードマップも策定した。

 削減方針としては、直営および下請け事業者の事業活動、物流、直接調達の3分野に注力する。具体的には、同社パレット及びコンテナの回収と再利用の強化、工場の使用電力の再生可能エネルギー転換、 空車レーン削減やトラック積載量の最大化等による工場と物流の最適化、電気自動車(EV)や燃料電池自動車(FCV)、代替燃料の活用、サプライヤーの炭素会計と目標設定を支援するエンゲージメントプログラムの展開、廃棄物量削減、自然を軸としたソリューション(NbS)等によるカーボンインセット機会の模索等を掲げた。

【参照ページ】Brambles commits to net-zero emissions by 2040 bringing its deadline forward 10 years

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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