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【アメリカ】ゼネラル・ミルズ、アーモンドやトマトでもリジェネラティブ農業転換促進。NGO連携

 穀物世界大手米ゼネラル・ミルズは4月4日、原材料生産のリジェネラティブ農業への転換で米リジェネラティブ農業促進NGOのAmerican Farmland Trust及び米ロデール研究所と戦略的パートナーシップを締結したと発表した。サプライチェーン上のアーモンドと小麦が対象。

 American Farmland Trustとの協働では、カリフォルニア州で栽培しているアーモンドでの農法転換を図る。同社は全てのアーモンドをカリフォルニア州から調達しており、同州が抱えている極度の水不足対策は喫緊の課題となっている。そこで、American Farmland Trustが展開する女性所有・運営農場支援プログラム「Women for the Land」に年間8万米ドル(約1,050万円)寄付。研修プログラムの提供とリジェネラティブ農業の導入を支援する。これにより、同地域の土壌の健全性と水消費量の双方の改善を目指す。

 ロデール研究所との協働では、米カリフォルニア州と北部グレートプレーンズで有機栽培されている小麦、オート麦、トマトが対象。同社の主力商品「Annie’s」「Cascadian Farm」「Muir Glen」等が原料調達している農場で、土壌の健全性の改善をモニタリングする手法を導入する。ロデール研究所のコンサルタントが技術支援を提供する。

 4月中に同社商品を35ドル以上購入した消費者は、ポイント獲得アプリ「Fetch rewards」を使って、3,500Fetchポイントを獲得でき、同社が関わるリジェネラティブ農業プロジェクト4つのうち1つ選択できる。選択されたプロジェクトに対し、同社が5米ドルを寄付。対象プログラムには、American Farmland Trust、米ロデール研究所に加え、国立魚類野生生物財団が支援するものも含まれている。

 さらにAmerican Farmland Trustとのプロジェクトでは、消費者は。同社のピーナッツバタークッキー商品「LÄRABAR」に掲載されているQRコードを読み取ることで、アーモンド農法やパートナーシップの詳細についても知ることができる。

 同社は、2030年までに100万エーカーでリジェネラティブ農業を展開する目標を掲げている。

【参考】【アメリカ】ゼネラル・ミルズ、2030年までに100万エーカーで「リジェネラティブ農業」展開(2019年3月7日)

【参照ページ】General Mills stands for good, advancing regenerative agriculture commitment through new strategic partnerships and initiatives

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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