
日清食品ホールディングスは5月15日、植物由来のうなぎの蒲焼商品「プラントベースうなぎ」の開発に成功したと発表した。動物由来原料を使用せず、食感や見た目、風味を再現した。
高級食材として知られるニホンウナギは、国際自然保護連合から絶滅危惧IB類(EN)に指定されており、その養殖も稚魚であるシラスウナギの漁獲量に依存している。近年では、シラスウナギの漁獲量が減少傾向にあり、価格が高騰しているため、市販価格も上昇。しかし、ウナギを卵から育てる完全養殖はコストが高く、実用化に至っていない。ニホンウナギの養殖は、農林水産省のみどりの食料システム戦略でも人工種苗比率100%目標が掲げられている。
【参考】【日本】農水省、みどりの食料システム法に基づく国の基本方針決定。自治体・事業者への支援制度開始(2022年9月16日)
そこで同社は、プラントベースうなぎの開発に着手。動物由来原料を使用せず、本物のうなぎの蒲焼に近い食感と見た目を追求するため、「白身層」「中間層」「皮層」の3層に分けて生地を生産。白身層に粒状大豆たん白を、中間層に植物油脂等を、皮層に竹炭粉末を使用することや、3層の生地を専用の金型に詰めて蒸した後、タレを塗り、炙って焼き目をつけることで再現に成功した。
同社は2021年、東京栄養サミットに合わせ、栄養改善と持続可能な食料システムの実現に向けたコミットメントを策定。今回のアクションもその一環とした。
【参考】【国際】東京栄養サミット、東京栄養宣言を採択。64カ国、60社、NGO58団体が賛同(2021年12月10日)
【参照ページ】「プラントベースうなぎ」の開発に成功
【画像】日清食品ホールディングス
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