Skip navigation
サステナビリティ・
ESG金融のニュース
時価総額上位100社の97%が
Sustainable Japanに登録している。その理由は?

【日本】GPIF、運用会社の投資先エンゲージメント効果検証結果公表。企業価値向上に寄与

 年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は5月21日、「スチュワードシップ活動・ESG投資の効果測定プロジェクト」の一環として、「エンゲージメントの効果検証」報告書を公表した。

 GPIFは、国内株式の運用委託先に対し、投資先企業へのエンゲージメントを積極的に行うよう求めている。今回、効果を検証するため、GPIFの国内株式の運用委託先21ファンドが、2017年度から2022年度に行った26,792回、延べ48,077テーマのエンゲージメントの記録を用い、「差分の差分法(DID)」を用いて因果推論を行った。

 その結果、気候変動に関する対話では、エンゲージメント内容に直結したカーボンニュートラル目標の設定の増加等と共に、PBRやトービンのQ等の企業価値指標の改善が確認された。取締役構成・評価に関するエンゲージメントでは、独立取締役人数の増加とともに、時価総額や配当込み収益率等の投資収益指標の改善がみられた。具体的には、取締役会構成・評価をテーマにしたエンゲージメントで、エンゲージメント対象企業が非対象企業と比べて平均的に時価総額が6%も増大していた。

 GPIFは、今回の効果検証の結果、運用会社のエンゲージメントに大きな価値があったと表明。今後もより効果的なエンゲージメント活動の実現を進めると伝えた。

【参照ページ】エンゲージメントの効果検証

author image

株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

この記事のタグ

Sustainable Japanの特長

Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。

  • 時価総額上位100社の96%が登録済
  • 業界第一人者が編集長
  • 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
  • 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする

※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら

"【ランキング】2019年 ダボス会議「Global 100 Index: 世界で最も持続可能な企業100社」"を、お気に入りから削除しました。