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【EU】UNEP FI、PRBとCSRDの一体報告支援でワーキンググループ発足。データ変換も視野

 国連環境計画金融イニシアチブ(UNEP FI)は3月1日、国連責任銀行原則(PRB)とEUの企業サステナビリティ報告指令(CSRD)の双方の一体的報告書作成をサポートするため、ワーキンググループを発足した。

 現在、欧州からのPRB署名機関のうち、CSRDに基づく開示義務の対象となっている企業が175社ある。また他の書名機関についても、CSRDがEU域外の大企業にも適用されるにつれ増えていくことが予定されている。

 UNEP FIは今回、PRBの開示要件は、CSRDの開示要件と、特にインパクト評価との関係で整合しているとみており、今回、一体的な開示を促進することとなった。また、CSRDの開示要件となっている欧州サステナビリティ開示基準(ESRS)はGRIスタンダードとも調整されていることから、GRIスタンダード上の開示についても効率的な開示が可能とみている。

 同ワーキンググループに参画するのは、サンタンデール銀行、BBVA、仏郵便貯金銀行、クレディ・アグリコル、BMOフィナンシャル・グループ、スペアバンク1・オストランデット、西アフリカ開発銀行(BOAD)、Coop Pank、トランシルバニア銀行、ジュリアス・ベア、ピレウス・フィナンシャル・ホールディングス等、

 同ワーキンググループでは、PRBとCSRDの両フレームワークの相互運用性に関する枠組みや、UNEP FIの銀行向けポートフォリオ・インパクト分析ツールの関連データをCSRD報告用に変換するガイド等を開発していく。さらに、欧州財務報告諮問グループ(EFRAG)が策定を進める金融セクター向けのESRSに関し、UNEP FIを代表して助言していく役割も担う。

【参照ページ】UNEP FI to support CSRD implementation by leveraging Principles for Responsible Banking requirements

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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