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【国際】WBA、食料・小売大手350社ランキング「ネイチャー・ベンチマーク」発表。日本企業も対象

 企業の国連持続可能な開発目標(SDGs)推進国際NGOのWorld Benchmarking Alliance(WBA)は10月2日、農業・食料サプライチェーン世界大手350社のサプライチェーン農場慣行に特化したランキング「ネイチャー・ベンチマーク(Nature Benchmark)」を発表した。同ランキング発表は今回が初。

 今回の評価メソドロジー開発では、科学的根拠に基づく目標ネットワーク(SBTN)、自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)、持続可能な開発のための経済人会議(WBCSD)、世界自然保護基金(WWF)GRIが参画。「ガバナンス・戦略」「生態系・生物多様性」「社会インクルージョン&コミュニティ・インパクト」の3つの柱で構成されている。

 ランキング上位は、1位ネスレ、2位ユニリーバ、3位ダノン、4位バイエル、5位ジボダン。アジアでは6位にチャロン・ポカパン(CP)グループが入った。

 日本企業では、味の素12位、明治ホールディングス21位、キリンホールディングス27位、アサヒグループホールディングス39位、サントリーホールディングス47位、不二製油グループ本社49位、日本水産79位、三井物産89位、日清製粉グループ本社100位、伊藤忠商事105位、住友化学107位、ニチレイ118位、雪印メグミルク132位、イオン135位、セブン&アイ・ホールディングス139位、丸紅141位、三菱商事149位、キューピー164位、キッコーマン171位、日本ハム180位、マルハニチロ203位、伊藤ハム米久ホールディングス228位、極洋239位、江崎グリコ250位、スターゼン297位、山崎製パン305位、ゼンショーホールディングス320位、OUGホールディングス、東京青果、全国農業協同組合連合会(JA全農)は0点で最下位だった。

 WBAは同ランキングとは別に、事業全般のガバナンス・戦略、環境、栄養、社会インクルージョンを評価したランキング「食料・農業ベンチマーク(Food and Agriculture Benchmark)」を同時に発表している。

【参考】【国際】WBA、食料・農業ベンチマーク2023年版発表。日本企業では味の素が16位でトップ(2023年10月4日)

【参照ページ】Research finds more than 90% of food and agriculture companies don’t do enough to farm sustainably or provide healthy food
【参照ページ】2023 Nature Benchmark

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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