三井住友フィナンシャルグループ(SMFG)は4月16日、「ESGに関するリスクの考え方について」とする声明を発表。石炭火力発電への「支援」を原則として実行しないとしつつ、SMFGは超々臨界圧(USC)型の石炭火力発電については禁止しない姿勢を表明した。前日に、みずほフィナンシャルグループは石炭火力発電への融資を「しない」としたのに対し、SMFGのESGリスクマネジメントの低さが際立つ形となった。現在の全国銀行協会(全銀協)の会長は、髙島誠・三井住友銀行頭取が務める。
【参考】【日本】みずほFG、メガバンク初の石炭火力新設投融資禁止表明。MUFG、SMFGとの比較含め解説(2020年4月15日)
今回発表したのポリシーは、三井住友銀行、SMBC日興証券、三井住友ファイナンス&リース、SMBC信託銀行の4子会社に適用する。同社には、運用子会社として三井住友DSアセットマネジメントがあるが、今回は対象としていない。
石炭火力発電については、…
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