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【国際】BASFとSecurity Matters、プラスチックのサーキュラーエコノミー化で共同開発。ブロックチェーン活用

 化学世界大手独BASFは4月20日、プラスチックのサーキュラー・エコノミー化とトレーサービリティ向上のため、ブロックチェーン技術活用の物質トレーサビリティ開発ベンチャーSecurity Mattersと共同開発することで合意したと発表した。

 Security Mattersは、2018年にオーストラリアで創業し、オーストラリア証券取引所に上場している。物質に埋め込む特殊の化学バーコードを開発しており、それにより様々な物質にデジタルデータを付与。それによりトレーサビリティを確立するというユニークな技術を有している。同社は、IoTの時代には「Physical」と「Digital」の双方を結びつける技術が必要になっていくとし、「Physical to Digital Twin」というコンセプトを広げている。

Security Matters Solution from Yonatan Musnikow on Vimeo.

 BASFは、プラスチックのサーキュラーエコノミー化を実現する上で、ケミカルリサイクルに向かっていくが、現状ではまだマテリアルリサイクルが普及していると指摘。だがマテリアルリサイクルでは、リサイクルの度に素材の品質が劣化する上に、リサイクル工程も複雑で高価だという課題を挙げた。

 今回の共同開発では、BASFが持つプラスチック・バリューチェーンのナレッジや規制ノウハウをSecurity Mattersに提供するとともに、双方で合同の研究開発(R&D)体制を構築。マテリアルリサイクルでのトレーサビリティをシンプルに実現する手法を検討する。

 ブロックチェーンを技術活用したプラスチックのトレーサビリティでは他にも動きが広がっている。オランダのスタートアップCirculariseは2019年10月、ブロックチェーン技術を用いてサプライチェーン上に分散しているトレーサビリティデータの集約・共有プラットフォーム開発で、ドイツのDOMO Chemicals及びコベストロと共同プロジェクト「Circularise PLASTICS」を発足した。

 Circularise Plasticsは、Greentown Labsが開催した大企業とスタートアップとのコラボレーション・イベント「Greentown Labs Circularity Challenge」でも、100社以上が応募したソフトウェア企業の中から唯一ファイナリストに選ばれるという成績も収めた。同イベントは、BASFとスタンレー・ブラック&デッカーがスポンサー企業となっており、こちらでもBASFの関心が伺える。

【参照ページ】Domo, Circularise and Covestro partner on full plastics traceability
【参照ページ】Circularise, Covestro and Domo showcasing plastics traceability solution at CES 2020
【参照ページ】Greentown Labs Circularity Challenge
【企業サイト】Security Matters
【企業サイト】Circularise

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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