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【国際】カーギル、たんぱく質食品「健全性」の消費者調査結果。サステナビリティが最多

 食品世界大手米カーギルは5月5日、たんぱく質性食品の健全性に関する四半期調査「Feed4Thought」の結果を発表した。調査対象は、米国、ノルウェー、フィリピンの消費者3,500人。

 調査結果によると、3ヵ国全体で最も健全だとされたのは「天然の栄養豊富な食品」で52%。米国とノルウェーの消費者では、「食べる人にとって良い食品」、米国のZ世代およびフィリピンでは、「環境に良い食品」という回答が多かった。

 食品単位では、3ヶ国の消費者の4分の1が、卵が最も健全なタンパク質だと回答。次いで、牛乳、魚介類の順。但し、魚介類よりも牛肉人気の強い米国では、肉類が植物性のタンパク質製品と並んで3位だった。

 食品の健全性の判断において、全体で最も重視されたのは、「サステナビリティ」。フィリピンでは90%、ノルウェー70%、アメリカ69%が挙げた。但し、ノルウェーでは、サステナビリティを越え、「家畜の飼育方法」がトップだった。

 また消費者全体の56%は、昨今の農家では健全な食品生産が行われていると認識。デジタルテクノロジーについても「生産性向上に資する」との回答が41%と多く、「生産を阻害する」の10%、「ポジティブ・ネガティブの両面がある」の38%を上回った。一方、「合成肥料や農薬の使用」は、健全性の真逆だと認識されていた。

 カーギルは4月27日、ケンタッキー・フライドチキン・チャイナに植物由来の代替肉を提供。4月28日から30日まで試験販売が実施され、完売となった。カーギルは6月末、オンラインおよび小売店で、新ブランド「PlantEver」の植物由来食品を外食産業へ提供予定。

【参考】【中国】ケンタッキー、カーギル提供の植物由来チキンナゲット試験販売。中国で代替肉関心高まる

 市場調査大手英ユーロモニターは2019年、中国における植物由来を含む代替肉市場は、2023年までに120億米ドル(約1.3兆円)規模まで成長すると分析。また、代替肉製造業者も、直近では新型コロナウイルス・パンデミックを受け、一部消費者では食事の再考が促され、需要が増加していると語った。

【参照ページ】Animal products voted most “wholesome” protein in consumer survey, but few agree on what “wholesome” actually means

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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