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【国際】マクドナルド、スコープ3含めた2050年カーボンニュートラル宣言。Race to Zero加盟

 ファーストフード世界大手米マクドナルドは10月4日、スコープ3を含めて2050年までに二酸化炭素ネット排出量ゼロ(カーボンニュートラル)を宣言した。科学的根拠に基づく削減目標イニシアチブ(SBTi)の「Business Ambition for 1.5°C」に署名し、自動的に国連の「Race to Zero」キャンペーンにも加盟した。

 同社は2018年に、スコープ1、2、3で目標を設定し、当時の基準で科学的根拠に基づく削減目標イニシアチブ(SBTi)の承認を取得。しかし今回、目標を引き上げ、1.5℃目標に基づくSBTi承認に改めてコミットした。

【参考】【アメリカ】マクドナルド、世界規模でサプライヤー・店舗運営のCO2削減目標設定。SBT承認済(2018年3月24日)

 今回設定した新目標では、自社事業、フランチャイズ加盟店、サプライヤー等での野心的なアクションが必要になるため、協力関係を強化。再生可能エネルギー、リジェネラティブ農業、サーキュラーエコノミー、持続可能なパッケージ等を包括的に進める。

 同社は今回、二酸化炭素排出量を減らし、気温が安定した世界になれば、最終的にレストラン経営者やそのコミュニティへの悪影響を抑制できると表明。また、原材料を生産する農家や牧場主にとっても好ましいと話した。

 今回の発表に合わせ、同社の英国・アイルランド法人は、新たな「気候計画」を発表。主に4つの戦略を掲げた。まず、2040年までにカーボンニュートラルを実現し、2026年までにサプライチェーンの飼料での森林破壊ゼロを達成する。

 店舗とオフィスでは2030年までにカーボンニュートラルを達成。2022年以降のフリーホールド型(フランチャイズ・オーナーが土地・建物の所有権)店舗開発では、英国のカーボンニュートラル業界基準を適用する。

 次に、2030年までに100万人が新しいスキルを習得し、就職できるよう支援。その一環で、2025年までに3,000人の実習生を受け入れ、2024年までに英国のすべての店舗でユースワーカーを導入する。

 そして、食材では、高品質で持続可能な食材の調達をさらに進め、サステナブル・ビーフ・ネットワークを通じた新たな研究投資を開始し、サプライヤーを支援。2023年までに、英国とアイルランドに適用する新たなサステナビリティ調達スコアカードを、社外の専門家とともに開発する。

【参照ページ】McDonald’s Accelerating Climate Action to Reach Net Zero Emissions by 2050
【参照ページ】McDonald’s sets out new climate ambitions

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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