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【北米】コカ・コーラ、100%再生PET採用拡大。着色PETの透明化、ボトルtoボトルリサイクル性改善

 食品世界大手米コカ・コーラ・カンパニーは7月27日、北米における同社飲料ブランド「DASANI」と「スプライト」で、サーキュラーエコノミー型のボトル容器への転換を進めると発表した。DASANIでは100%リサイクル再生PET(rPET)容器の採用を拡大し、スプライトでは従来の着色プラスチックから透明のプラスチックに転換する。

 DASANIはこれまで、植物由来プラスチック、リサイクル再生PET(rPET)、バージンPETとのハイブリッド容器、アルミ缶、ウォーターディスペンサー、業界初の再生高密度ポリエチレン(HDPE)プラスチック製のボトルキャップ等、二酸化炭素排出量削減に向けアクションを進めてきた。

 米ニューヨーク州、カリフォルニア州、テキサス州ではすでに、100%リサイクル再生PET(rPET)の容器を発売済み。米国では今回、20オンス(約600ml)及び1.5lの単品販売から、10オンス(約300ml)及び12オンス(約340ml)のマルチパック販売まで、大半を100%リサイクル再生PET(rPET)に切り替える。カナダでは、全DASANI商品に適用する。

 同ブランドは、2030年までにボトルと缶の再生素材比率を50%まで引き上げるのが目標。100%リサイクル再生PET(rPET)に転換することで、プラスチックを2019年比9,072t以上削減でき、2023年だけでも二酸化炭素排出量を2.5万t削減できる見込み。

 さらにスプライトでは、8月から従来の緑色に着色したPETボトルを、透明に切り替える。緑色のPETは、食品用リサイクル包装材の変色を防ぐため、分別過程で弾かれ、衣類やカーペット等の使い捨て製品としてリサイクルされることが多い。同社は、PETボトルとしてのリサイクルが困難な点を課題視し、透明なPETに切り替える判断に至った。

 また、透明ボトルへの移行に伴い、ブランドロゴとラベルデザインも世界統一で刷新。ラベルには、緑色を引き続き採用し、「Recycle Me」のメッセージを強調する。同様のアクションは、今後数か月でスプライト以外の北米の同社飲料ブランドフレスカ、シーグラム、メローイエロー等にも展開予定。

【参照ページ】DASANI and Sprite Boost Sustainability Packaging Credentials in North America
【画像】Coca Cola Company

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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