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【国際】機関投資家、自然資本集団的エンゲージメントNA100発足。2023年に正式発足

 気候変動対応を企業に求める欧州機関投資家団体IIGCCと米ESG投資推進NGOのCeresは12月11日、自然資本分野の集団的エンゲージメントイニシアチブ「Nature Action 100(NA100)」を発足すると発表した。加盟機関を募り、2023年に正式発足する。

 NA100は、気候変動分野で2017年に発足し、企業100社に集中エンゲージメントするClimate Action 100(CA100)の自然資本版。CA100は、オーストラリア・ニュージランドのIGCC(Investors Group on Climate Change)、アジアのAIGCC(Asia Investor Group on Climate Change)、国連機関投資原則(PRI)の5団体が発起人となったが、今回欧米団体のIIGCCとCeresが先行する形となった。CA100は、その後、エンゲージメント対象企業を増やし、現在のイニシアチブ名はCA100+となっている。

【参考】【国際】投資家大手225機関、世界大手約100社に気候変動情報開示を要求。日本企業も10社(2017年12月14日)

 CA100+と同様に、NA100も、今後、各セクターでのロードマップを作成した上で、エンゲージメント対象100社を特定。対象企業の取締役や経営陣に対し、優先的事項に関する対話を始める。また、主要指標に関し、対象企業の進捗状況を追跡し、公表する。政策アドボカシーも行う。

 同イニシアチブのテクニカルアドバイザーグループの共同委員長は、Finance for Biodiversity(F4B)財団とプラネット・トラッカーが務め、優先的事項の特定や科学的根拠に基づく投資家向けツールを開発していく。また事務局も設置され、イニシアチブの運営管理、コミュニケーション、ファンドレイジングを担当する。

 すでに加盟を表明している機関投資家は、アクサ・インベストメント・マネージャーズ、BNPパリバ・アセット・マネジメント、フェデレーテッド・ハーミーズ、Robeco、ストアブランド・アセット・マネジメント、英国国教会コミッショナー、ドミニ・インパクト・インベストメンツ、コロンビア・スレッドニードル・インベストメンツ、カーネル・ブルー・キャピタル、クリスチャン・ブラザーズ、インベストメント・サービス、バンシティ・インベストメント・マネジメント。

【参照ページ】At COP15, investors announce Nature Action 100 to tackle nature loss and biodiversity decline

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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