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【国際】世界経済フォーラム、気候・自然資本分野の資金動員イニシアチブ発足。PPPPモデル開発

 世界経済フォーラム(WEF)は1月17日、2023年の年次総会(ダボス会議)で、カーボンニュートラルとネイチャーポジティブ達成の資金動員を支援する新たなイニシアチブ「Giving to Amplify Earth Action(GAEA)」を立ち上げたと発表した。

 気候変動緩和のための寄付は増加傾向だが、世界全体の寄付総額8,100億米ドル(約103兆円)のうち2%未満にとどまる。1.5℃目標の達成、2030年までに世界の陸と海の30%を保護するという目標(30×30)の達成に向けて寄付による資金動員を加速させることが狙い。気候変動と自然資本の分野には年間3兆ドル(約384兆円)の資金動員が必要とされている。

 同イニシアチブは、財団が中心。GAEAの運営パートナーには、Active Philanthropy、アフリカ気候基金、アンドレ・ホフマン・ファミリー・オフィス、アラブ財団フォーラム、ベゾス地球基金、BMW基金、子供投資基金財団、クリーンエア基金、気候リーダーシップイニシアチブ、Eleven Eleven Foundation、クライメート・ワークス財団、ゴードン・アンド・ベティ・ムーア財団、グローワルド気候基金、イケア財団、ラウデス財団、ノアズ・アーク財団、オープン・ソサエティ財団、パトリック・J. マクガバン財団、ロックフェラー財団、トロティエ・ファミリー財団、国連財団、ウェルカム・トラスト、​​WINGS、ワークデイズ財団。

 活動内容は、新規および既存の官民・慈善活動パートナーシップ(PPPP)に出資・育成することを狙う。今後12ヶ月で、政府、企業、慈善団体のリーダーを集めた、ソリューションとターゲット分野の特定、資金動員モデルの実証と改良、成功したアプローチの横展開の3つを活動していく。特に、財団資金をシードマネーとし、その後に政府資金、そして民間資金を動員していくスキームを想定している。

 GAEAのナレッジパートナーは、マッキンゼー・サステナビリティが主導。他に、ケンブリッジ・サステナビリティ・リーダーシップ・研究所、Capital for Climate、カーボン・ダイレクト、コロンビア大学国際エネルギー政策センター、ケンブリッジ大学ストラテジー慈善活動センター、Climate-KIC、クレセント・エンタープライズ、エジプト政府、HCLテクノロジーズ、Ocean 14、マクシミリアン・フォン・リヒテンシュタイン王子、セールスフォース、シンガポール社会科学大学、スタンフォード大学海洋ソリューションセンター、ニューヨーク大学アブダビのストラテジー慈善活動イニシアチブ、国連環境計画世界自然保護モニタリングセンター、We Mean Business Coalition、World Association of PPP Units & PPP Professionalsが参加している。

【参照ページ】New Initiative to Help Unlock $3 Trillion Needed a Year for Climate and Nature

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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