欧州委員会と韓国政府は3月25日、EUの研究・イノベーションプログラム「Horizon Europe」に韓国が参加すると発表した。2024年後半に双方での批准手続を終え、韓国の研究者や研究機関は2025年以降、同プログラムに補助金申請ができるようになる。
今回韓国が参加するのは、Horizon Europeの第2プログラム。同プログラムでは、気候変動、エネルギー、デジタル経済、健康等の世界共通課題に主眼を置き、2021年から2027年までの期間で予算規模は535億ユーロ(約8.7兆円)。韓国政府は2022年2月に加盟する意向を欧州委員会に伝えていた。
Horizon Europeは、EU加盟国の他、EU加盟候補国、欧州経済領域(EEA)加盟国、欧州近隣政策(ENP)加盟国に加え、国際協力の一環として、経済、政治、研究・イノベーションシステムに関する一定の基準を満たす第三国・地域にも門戸を開いている。参加するには、双方の政府で合意する必要がある。現在、過参加している非EU加盟国・地域は、英国、ノルウェー、アイスランド、デンマーク領フェロー諸島、セルビア、コソボ、モンテネグロ、ボスニア・ヘルツェゴビナ、アルバニア、北マケドニア、ウクライナ、モルドバ、ジョージア、アルメニア、トルコ、イスラエル、チュニジア、ニュージーランド。今回これに韓国が加わる。参加国には、EU加盟国と同等の資金アクセスが確保される。
【参照ページ】Republic of Korea to join Horizon Europe programme
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