【シンガポール】再エネ認証基準イニシアチブGreen-e、シンガポール市場向け認証基準発行 2017/12/07 最新ニュース

 再生可能エネルギー小売市場推進の米NGOのCenter for Resource Solution(CRS)は11月29日、シンガポール市場向けの再生可能エネルギー認証基準「Green-e Renewable Energy Standard for Singapore」を新たに発行した。Green-eとはCRSが提供する再生可能エネルギー認証基準。再生可能エネルギー由来電力の売買や二酸化炭素排出量算出で活用することを目的に作られている。今回発行されたものは、Green-e認証基準をシンガポール向けにアレンジしたもの。シンガポールでは日本と同様に電力小売事業が最近自由化され、再生可能エネルギー電力需要も伸びてきている。

 Green-eは、再生可能エネルギー電力と、電力とは切り離された売買される再生可能エネルギー証書(グリーン電力証書、EAC)の双方を扱う基準。初版は1997年に発行された。内容には、再生可能エネルギーのトラッキング、顧客への情報開示、透明性の確保等が盛り込まれている。同基準を用いることで、信頼性の高い再生可能エネルギー電力や再生可能エネルギー証書がシンガポール電力市場で流通することが期待されている。再生可能エネルギー100%での事業運営を目指すイニシアチブ「RE100」の普及にも期待が集まる。

 Green-eは、Center for Resource Solution(CRS)が事務局を務め運営されているイニシアチブ。北米向けの「Green-e Renewable Energy Standard for Canada and the United States」や、カーボンオフセット基準「Green-e Climate Standard」等を管理している。Green-eは、
温室効果ガス排出のデファクト国際基準となっているWRI(世界資源研究所)のGHGプロトコルにも対応している。Green-eが対象に含めている再生可能エネルギー証書は、海外では「Energy attribute certificates(EACs)」と総称されるもの。EACsには、地域毎に呼び方が異なっており、北米では「RECs」、EUでは「GOs」とも呼ばれ、国際的にはI-RECsという機関が統括する動きを見せている。

 Green-eの基準策定では、独立機関「Green-e Governance Board」が設けられており、CDP等のNGOの他、米国市政府や、再生可能エネルギー関連企業が委員となっている。

【参照ページ】Green-e Certification Standard for Singapore Released by Center for Resource Solutions
【機関サイト】Green-e

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