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【国際】GM、自動運転、EV、FCVへの投資額を3.8兆円に増額。シフト鮮明。ホンダと協業

 自動車世界大手米GMは6月16日、電気自動車(EV)、燃料電池自動車(FCV)、自動運転技術の3分野に2020年から2025年までの5年間と投資額を以前発表の金額から70%増やし、350億米ドル(約3.8兆円)投資すると発表した。EVと自動運転の分野で北米のリーダーを目指す。

 同社は2020年3月、2020年から2025年までの5年間の投資額を200億米ドルと発表。そして同11月には270億米ドルに増やし、そして今回300億米ドルにまで増やすと発表。特に、次世代EVバッテリー「アルティアム」の開発と、燃料電池セル「HYDROTEC」、自動運転OS「Cruise」の開発に懸ける思いは大きい。

【参考】【アメリカ】GM、2025年頃までに30車種をEV化。2.8兆円投資。次世代アルティアムも開発(2020年11月30日)
【参考】【国際】GM、2035年までにハイブリッド車も禁止しEV・FCV化。StoreDotは5分充電バッテリー完成(2021年1月31日)
【参考】【アメリカ】GM、次世代EVバッテリー「アルティアム」開発でSESと提携。コスト60%減と小型化実現(2021年3月16日)

 今回の発表では、EVシフトを強める背景として、EV車種の「GMC HUMMER EV」「HUMMER EV SUV」「キャデラックLYRIQ」EVトラック車種「シボレー・シルバラード」の市場での反応が良かったことや、EV充電ステーションへの投資が進んだこと、世界的な政策動向等を挙げた。

 同社の今後の計画では、テネシー州とオハイオ州に建設中の次世代EVバッテリー「アルティアム」工場を補完するため、10月半ばまでに米国に新たな工場を2つ建設する計画を発表する予定であることを明らかにした。また、アルティアムのHYDROTECの開発では、本田技研工業と協働し、本田技研工業の1車種とGMのAcuraブランドの1車種の2車種に搭載すると表明。さらに6月15日には、世界初の100%バッテリー駆動鉄道車両開発Wabtec Corporationに、アルティアムとHYDROTECを供給したことも明かした。また別途、2024年には水素駆動大型トラック開発Navistarと、航空機用水素駆動補助動力装置開発Liebherr-Aerospaceにも、HYDROTECを供給するという。ロッキード・マーティンとは、月面での走行車両を開発する。

 同社は、2025年までにEV車種を新たに30投入し、そのうち3分の2が北米市場で展開。EV商用トラックの開発にも乗り出す。EV SUVの組立工場も米国内に新たに建設する。自動運転OS「Cruise」はカリフォルニア州当局からも無人乗客サービスを一般提供する初のライセンスを取得。本田技研工業とも日本での自動運転テストプログラムを開発する。

 さらにシェアードの領域でも、GM、GM子会社のCruise、本田技研工業の3社の提携で、ライドシェアサービス向け自動運転EV「クルーズ・オリジン」の組立を米デトロイトの「Factory ZERO Detroit-Hamtramck Assembly Center」を2023年初頭から開始する。

【参照ページ】GM Will Boost EV and AV Investments to $35 Billion Through 2025

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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