三井化学、日本IBM、野村総合研究所(NRI)の3社は8月17日、プラスチック・リサイクルのトレーサビリティに関するコンソーシアムを設立することに合意したと発表した。資源循環プラットフォームを利用した実証実験への支援活動、複数企業による研究会開催、コンソーシアムで得た知見等の情報共有やコンソーシアム内外への提言等を計画しているという。
三井化学と日本IBMは4月、サーキュラーエコノミーの確立に向け課題となっている素材のトレーサビリティを確保するため、ブロックチェーン技術を活用したトレーサビリティ・プラットフォーム構築で協働すると発表。今回はNRIがその動きに加わり、ナレッジ向上のためのコンソーシアムを発足した形。
【参考】【日本】三井化学と日本IBM、資源リサイクルでブロックチェーン活用のトレーサビリティ実証開始(2021年4月28日)
同コンソーシアムの活動は、「トレーサビリティを基盤としたプラスチックリサイクル材の利用促進」「資源循環に関するステークホルダー間の連携支援」「資源循環に貢献した人や企業へのインセンティブ制度構築」の3つ。さらに、検討した内容を基に提言等もしていく。
原材料のトレーサビリティでは、ブロックチェーン技術を活用したIBMの技術が席巻している。先行して連携を決めた三井化学ともに、NRIも参画した形で、日本市場を席巻していくことになりそうだ。
【参照ページ】三井化学と日本IBMおよび野村総合研究所、資源循環型社会の実現に向けコンソーシアムの設立を合意
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