
自動車世界大手米フォードは4月4日、オンタリオ州オークビル組立工場で計画している新型3列シート電気自動車(EV)の発売時期を2027年に延期すると発表。同時にEV開発を継続しつつ、北米市場では10年後までに、同社のガソリン車種ブランド「フォード・ブルー」の全ラインナップでハイブリッド車種を投入する見通しを示した。
同社は今回、新型3列シートEVの発売延期について、市場が熟するタイミングを見極めた結果と伝えると同時に、新型EVバッテリーを搭載することも理由として挙げた。オークビル組立工場は現在、ガソリン車を組み立てているが、予定通り2024年第2四半期にEV組み立てラインへと改修する。エイボンレイクにあるオハイオ組立工場でも、ラインを拡張し、2015年頃から商用車事業「フォード・プロ」の顧客向けの新型EV商用車を生産していく。
同社の今回の発表では、既存EV車種やEV向けの生産拠点のライン改修は継続しつつ、ガソリン車をハイブリッド型に転換していくこと伝えたものになっている。EV市場が成熟するタイミングを見極め、それまでハイブリッド車種でつなぐ見込み。
【参照ページ】FORD UPDATES EV, HYBRID PLANS, READIES MANUFACTURING PLANTS
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