
自動車部品世界大手仏ヴァレオは4月8日、欧州自動車大手ステランティスと共同で、欧州初となる再製造型のLEDヘッドライトと車載インフォテインメントを発表した。両社は2023年に初の共同開発製品として再製造フロントカメラも発売している。
ヴァレオは、2050年までに温室効果ガス排出量スコープ3を含めたカーボンニュートラルを宣言済み。2030年に同排出量スコープ1、2を2019年比で75%削減、スコープ3を15%削減する目標を掲げている。年間100万点以上の製品を再製造しており、2030年までに倍増させる予定。
ステランティスは、2038年までにスコープ3を含めたカーボンニュートラル、2030年に二酸化炭素排出量を2021年比で50%削減することも目標として掲げている。同社の再製造部品ラベル「SUSTAINera」を通じて、40種類、1.2万点の再製造自動車部品を提供している。
【参考】【国際】ステランティス、2038年スコープ3含むカーボンニュートラル目標発表。EVバッテリー生産拡大4兆円(2022年3月22日)
今回の再製造LEDヘッドライトでは、使用済みLEDヘッドランプから回収されたLEDモジュール等の高付加価値部品を含めた材料を最大50%再利用。新規に製造する場合と比較して温室効果ガス排出量を最大70%削減した。
同製品は、ステランティスの再製造部品ラベル「SUSTAINera REMAN」として2025年上期末から販売開始予定。プジョーの3008、5008モデルに採用し、次にP508モデルへと拡大する計画。
車載インフォテインメントでは、ヴァレオが保有する同国ヌヴェールのサーキュラー・エレクトロニクス研究所で再製造を実施。同シリーズ製品として2025年6月から販売される。プジョー308、シトロエンC3 エアクロス、DS3クロスバック、オペル・グランドランドX、コルサ、モッカで採用する。
【参照ページ】Stellantis and Valeo strengthen their cooperation with the launch of the first Remanufactured LED Headlamp in Europe and the Remanufactured Infotainment Display Screen
【参照ページ】Stellantis and Valeo launch the first Remanufactured automotive windshield-mounted video camera
【画像】Valeo
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